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 きのうは憲法記念日でした。記念する集会があったり、社説が書かれたりしています。
以前(2006年)に買求めた本を引っ張り出してある箇所を読みました。本の題名は「井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法」。

 なぜ読んだかというと、きのうの集会のなかに「21世紀の日本と憲法」有識者懇談会の主催する集会があり、いろんな立場の方があまりにも勝手なことばかりいっていることを知ったからです。
ある党の方は、党の改憲案の「天皇元首化」「国防軍」を説明し、戦争放棄の「放棄」が気に入らないとか、戦争中に受けた教育は悪かったと思っていないと述べたりしています。
 何といっても一番ひどいのは、この懇談会の代表者である女性が、憲法前文にある「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」の部分を読み、“こんなあほらしい憲法がどこにあるでしょうか”といったことです。

 さて読んだのは、本の中の「1 憲法ってなんだろう」の次の部分です。この内容を紹介して(井上ひさしさんの表現をかりて)上記のいろんな方の主張に対する解答にしたいと思ったからです。

…笑い話があります。
じつは、私の前歯は入れ歯なんですね。
入れ歯を入れるとき、かかりつけの歯医者さんに、
「私は生まれつきの出っ歯で、ずっと恥ずかしい思いをしてきました。
せっかくですから、ふつうの歯を入れてください。」
とお願いしますと、答えはこうでした。
「それはできません。その歯は、井上さんの基本的な顔のかたちです。
あなたはその歯でつらい思いをして、そしてそれを乗りこえたことで、
いまのあなたのこっけいな作風ができたのです。
その歯形を変えると、あなたはあなたでなくなります」
憲法も同じです。
日本国憲法には、
「国民主権」(国のありかたをきめる権利は国民にある)
「基本的人権の尊重」(人が生まれながらに持っている権利を大事にする)
「平和主義」(戦争をしない、争いごとは武器でなく話し合いで解決する)
という、三つの大きな考え方があって、
それは私の歯のように、憲法の個性をつくっています。
いま、このうちのひとつが失われてしまえば、
日本の憲法は、また別なものになってしまいます。
この三つをかんたんに変えてはいけないということを
わかっていてください。…

 以上です。
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Author:民主教育をすすめる与野・市民会議
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